10日の東京株式市場は続落し、日経平均株価は前日比119.04円安の8650.55円で取引が始まった。
9日の米株式市場は大幅な下げに見舞われ、NYダウ平均は110ドル安となった。国際通貨基金(IMF)が世界経済見通しを引き下げたことが嫌気されているようだ。東京市場は欧米市場の株安を受けて、下げ幅を拡大。また、外国為替相場で円が強含みである点からも、全面安の展開となっている。
そんな中でも、京都大学の山中伸弥教授がノーベル医学・生理学賞を受賞したことで前日からバイオ関連にストップ高が飛び出すなど買いが集まる展開となったが、この日もタカラバイオ、コスモ・バイオ、プレシジョン・システム・サイエンスは買い気配となり、上値を追う展開となっている。