安藤美姫選手GP2大会欠場、来季引退も

 フィギュアスケートの前世界女王、安藤美姫選手(24)が今季のGPシリーズ2大会、全日本選手権を出場しないことを発表し、また、来季で引退することについて発言した。

 日刊スポーツの取材に「はっきり言って来季がラストのシーズンと思っています。どの試合でもいいので、もう1度出させていただいて演技をさせていただけたら」と答えた安藤選手。ソチ五輪も考えていないことも明らかにしている。

 これを受けて自身のフェイスブックには「現時点での偽りのない気持ちを述べさせていただきました。もういちどゼロからやり直す覚悟で、今回の決断をしました。来季の公式戦出場をめざします。ソチを云々できる立場では、もはやありません。いまは考えていないと申し上げるほかないのです」とした。

 安藤選手は2011年の世界選手権優勝。しかしその後はコーチとの師弟関係を解消し、昨季を休養に充てた。今季は復帰を熱望していたが、調整遅れは否めず、この決断となった。2度の世界女王の栄冠に輝いた、安藤選手が揺れている。


安藤美姫選手

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