LVMH売上鈍化も通期は強気見通し

 仏ラグジュアリーコングロマリットのLVMHが15日発表した2012年第3四半期(7~9月)決算で、売上高は前年同期比8%増の69億ユーロ(約7030億円)、9カ月間では同22%増の198億6600万ユーロ(約2兆円)となった。

 欧州全体が不振の中で、LVMHも夏場に入ってその影響を少し受けているようだ。部門別では、衣類レザー部門は、上海にルイ・ヴィトンの旗艦店舗が開店したことや、ブランドではセリーヌ、フェンディが各国で幅広く浸透したことなどが伸びた要因。時計ジュエリー部門は、主力のブルガリが寄与し、ショーメなども売り上げを伸ばした。

 また、セレクト部門でもセフォラが好調なほか、仏、米国でオンラインショップが伸びている。

 同社は「欧州の景気は減速しているが、2012年は強気な見通しを持っている。技術革新と地理的な拡大を中心として積極的な戦略を取っていく」という。


パリコレ2013春夏でのルイ・ヴィトン

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