スターバックスは2009年から3年間、英国で法人税を納めていなかった、と英メディアが16日にいっせいに報じた。
英インディペンデント紙によると、英国に進出してから14年間で30億ポンドの売上げがあるにも関わらず、わずか800万ポンドの納税にとどまっているという。特にここ3年間は、毎年数千万ポンドの損失を計上しているという。
グローバル企業は、法人税率の低い国の法人を経由するなどした手法を取るのはすでに一般的。例えば、グーグルの手法は大々的に報道されたこともあるが、アマゾンの場合なら英国の売上げを、ルクセンブルクの欧州法人を経由している。また、フェイスブックはアイルランドの法人を経由しているなど、一般化している。
ただし、スタバの場合は3年間ゼロポンドということで、特に大きな関心を呼ぶことは間違いないだろう。デイリー・メールによると、コーヒー豆の仕入れを行う際に、オランダやスイスの法人に支払うという手法だという。
