橋下徹大阪市長は17日、「週刊朝日」(10月26日号)に掲載の「ハシシタ 奴の本性」の報道を受けて、発行元の親会社である朝日新聞社と、その資本関係にある朝日放送(ABC)の取材を受けない、と語った。
記事は、橋下氏の実父をはじめとして家系図を掲載し、ルーツを調べ上げている。これを受けて「言論の自由は保障されるべきだと思っています。権力チェックは徹底的にされるべき。
しかし、身分制、血脈主義に通じる考え方と思っています。身分制度を肯定するような考え方は、ひじょうに危険」と非難した。
資本関係こそあるが100%子会社ではない朝日放送の記者は「同じ会社ではない。ひきょうだと思う」などと問いただしたが、橋下市長は「明日議論しましょう」とした。
18日に定例会見を行うが、朝日新聞、朝日放送の出席は自由だが、質問は受けない方針。
橋下氏が取材拒否(出席は可)の措置を取ることは極めて異例のこと。