東大が森口尚史氏を懲戒解雇

 東京大学は19日、森口尚史・医学部附属病院特任研究員に対して、同日付で懲戒解雇の処分を行った、と発表した。

 森口氏はiPS細胞から作った心筋細胞を重症の心不全患者に移植する手術を6人の患者に実施したと発表したが、少なくともそのうち5件は虚偽の発表だと、東大は認定した。

 この行為は、就業規則第38条第5号に定める「大学法人の名誉又は信用を著しく傷つけた場合」に該当するとして、懲戒解雇の処分と決定した。

 東大の磯田文雄・理事(人事労務担当)は「教職員としてあるまじき行為であり、厳正な措置をいたしました。このような行為を、本学の構成員が行ったことは誠に遺憾であります」とコメントした。


森口尚史氏

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