ストップ安とストップ高
PSYさんの祖母は、ディアイという企業の株式を120万5378株保有。そのうちの0.4%に相当する5378株を15日に売却したにすぎないのだが、15日の終値は1万3100ウォンだった。しかし、16日から売りのバザールが始まり、ストップ安に。
17、18、19日もストップ安で引けた。株価は6870ウォンにまで下落し、時価総額にして、約4080億ウォンから約2140億ウォンにまで下がってしまった。
しかし、その前は7営業日連続ストップ高になっていたのだ。それはなぜか、ディアイはPSYさんの実父バク・ウォンホさんが創業者で社長だからだ。おばあちゃんが少し株を売っただけで、こうだから、PSYさんに関係するというだけで株価が動く社会的影響力なのである。
そのPSYさんだが、日本の音楽業界関係者によると、日本でのプロモーション展開も内定していたという。しかし、尖閣諸島の領土問題が日韓両国で激しくなり、いったん白紙になったのだという。
もし今後、来日が実現しブームになれば、関係のある日本企業の株価も騰がるかもしれない。しかし、その場合でも今回のように急激に冷めるかもしれず、勝者となるのは乱高下を捌く自信がある投資家だけか?