九州電力が30日発表した12年9月中間決算で、純損失が1495億円の赤字で、過去最悪となった。今後は電力料金の値上げも検討していく方針。
同社によると、大口需要が減少していることもあり総電力販売量も2%減少しており、また、原油や石炭などの平均燃料価格が平成20年1~3月期との比較で、今年7~9月期は2万9800円となり、3300円アップしているという。
同社は、佐賀県、鹿児島県に原子炉6基を保有しているが、昨年3月の東日本大震災以降、すべて再稼働されていないまま。今後の再稼働の見通しはまったく立っていない。
配当金、減価償却などで自己資本比率も15.9%と低下している。