米国のエネルギー規制委員会(FERC)は31日、英金融大手バークレイズに対し、米国西部で行った電力取引に不正があったとして、制裁金4億3500万ドル(約350億円)を課したと発表した。また、同社は米司法省(DOJ)と米証券取引委員会(SEC)から、汚職の嫌疑をかけられ調査を受けている。
FERCなどによると、バークレイズは2006~08年後半までの間に、米国西部で、電力取引を行った際に不正があったとして、350億円が制裁金として課されるという。
また、SECによると、海外での仕事を受注する際に、第三者の仲介グループを使ったが、このグループに対して不正に資金提供を行った、としている。
バークレイズは先日、ロンドンの銀行間取引金利(LIBOR)の不正取引が発覚。制裁金を課された上に、トップが引責辞任することになった。