老後生活に不安「年金が十分でない」73.4%

 金融広報中央委員会は、世帯主が20歳以上で2人以上の世帯を対象に実施した2012年の「家計の金融行動に関する世論調査」を発表した。金融資産の保有額は平均値が1108万円、中央値は450万円で、前年よりも減ったと答えた世帯は40.1%となった。

 減少したこともあり、老後の生活について「心配である」と答えた世帯は80%以上となり、その理由として最も多いのが「年金や保険が十分ではないから」が73.4%、「十分な金融資産がないから」も70.4%となった。

 老後の生活費の収入源は、「公的年金」とした世帯が79.9%と最大に。「就業による収入」が42.7%、「企業年金、個人年金、保険金」39.8%となった。

 「金融資産の取り崩し」が28.5%、「利子配当所得」2.3%、不動産収入4.7%となった。

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