福島第一の作業員登録3分の1に減少

 東京電力は5日、福島第一原発の復旧作業にあたった作業員の累積ののべ登録数が、8月時点で約8000人であることがわかった。当初は約2万3700人としていたが、実際には約1万5700人が登録を解除するなどしていたことになる。

 東電は今後の復旧作業の人員確保については不安を持っていないというが、登録者が戻って来ていないという現象がすでに起きているようだ。ただ、今後の長期的な視点に立って考えた場合は「今後は人材の育成に力を入れていかなければならない」としている。

 地元では、作業員に回すことができる十分な給与がないとの話も出ており、線量が高くハードな仕事を考えれば、人材確保は容易ではなさそうだ。

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