日本維新の会がこのたび、次期総選挙を戦うメンバー165人に絞った。これまでしきりに資金不足が言われてきた同会。メンバーの顔ぶれこそ正式発表されていないものの、関係者からは「金より地縁で選ばれているようだ」との声が聞こえてくる。ただ、絶対数が足りず弾不足は相変わらずで、著名人の一本釣りする案も浮上する始末となっている。
有名人は選ばれていない?
10月に大阪で行われた第1次公募者の面接。800人以上が申し込んだ時点からはすでに400人ほどに絞り込まれていた。維新の幹部たちが面接官を務めて、一人あたり10分少々の面談が行われた。
「選挙に必要となる資金よりも、どんな地縁があるのかがしつこく聞かれたようです。たとえば親戚にどこかの議員がいるかなどです」と関係者。
これまで維新の会は「2000万円くらいは自力で用意しとけよ」というような自給自足を促されることが多かった。ただ、それは最低限の金額であり、あとは現実的な地縁や顔を重視するようになった。
ただ「タレント候補を選んでいるということではないようです。いわゆる、有名人やそういう経歴がある人は、今回の最終公募からは外れているといわれています」という。
戦いにあたっては、350人を必要としていたが、絶対数が不足するために、第2次公募。これに集まったのが161人で、ここから合格者を絞ったとして、まだまだ足りない。
人気の低迷がここに来て、大きく響いているのだ。