リゾート業界の革命児である「星野リゾート」が人事採用で、「喫煙者お断り」の方針を徹底し話題となっている。
公式サイトの採用トップページから、喫煙者かどうかをいきなり問われる。YESかNOを選択させられる。
星野佳路社長がサイト上で説明したところによると、喫煙者を雇用することで、作業効率、施設効率、職場環境の3つの点で競争で不利になるという。
頻繁に休憩することで作業効率は落ち、喫煙者用の設備も必要となりスペースがもったいないこと、さらには頻繁に休憩が認められることで、喫煙習慣のない社員が不公平に感じるということなどが生じるという。
その上で「全員が喫煙習慣のない社員で構成するA社と、全員が喫煙習慣のある社員で構成するB社が競争すると、B社は最初から不利な環境に置かれます。人口が減少に転じ、本格的な淘汰の時代に突入し、企業が厳しい競争環境にさらされている時に、わざわざ最初から不利な環境を受け入れるべきではなく、星野リゾートグループはA社を目指すことで自らを防衛する必要があります」としている。
他にも喫煙者不採用の方針を示す企業も出てきているが、まだ珍しいのが現状だ。
ちなみに、最初にYESと答えた人もメッセージを読んだ後に、禁煙する覚悟を聞かれて、YESと答えれば応募することができる。