NISグループに民事再生手続き廃止決定

 NISグループが東京地裁から再生手続き廃止決定を受け、保全管理命令を受けていたことが14日、帝国データバンクの調べでわかった。負債総額は508億円。

 同社は1953年に松山市で創業した中小事業者向け金融業者。商工ローンの取り扱いも行い、99年には東証1部に上場を果たした。

 近年は過払利息引当などで収益は悪化。日本振興銀行が2010年に民事再生法の適用を申請したことで、長期貸付金の引き当て処理を行ったことで、貸金業法の定める純資産要件を満たさなくなった。昨年5月に東京地裁に民事再生法の適用を申請していた。

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