ヘッジファンド業界で昨年、運用成績ナンバー1となった、チェース・コールマン氏の運用会社タイガー・グローバルが、グルーポン、ヤフーの株式をそれぞれ新たに保有したことが14日、米証券取引委員会(SEC)への届け出で判明した。
SECに提出したファイルによると、タイガー社はグルーポン約130万株、ヤフー約2500万株をそれぞれ新たに保有した。両社とも業績が悪く、株価も低迷しっぱなし。
グルーポンは新規上場後から85%減となっている。ヤフーもCEOがたびたび交代するという迷走ぶりで、株価もITバブル以降は低迷から脱しきれない。ただ、8月末のメイヤーCEO就任決定から株価は上昇に転じている。
また、フェイスブック株も買い増しており、約200万株から1180万株に増加している。
タイガーは昨年のリターンが45%で業界1位だった。今年も9月末時点で22.4%(ロイター通信)と伝えられている。
アップル、グーグルも保有しているため、今年の前半ですでに大きく稼いでいる。

チェース・コールマン氏(ハンプトンスタイルより)