11・11「独身の日」は世界最大のショッピングデー

 11月11日、この日のネットショッピングの売上げは191億元(約2400億円)に達し、市場最高額を記録した。この額は中国大手アリババグループのネットショッピングサイト・「天猫」の売上げ132億元(約1700億円)と「淘宝」の売上げ59億元(約700億円)を合わせたもので、アメリカで昨年記録された78億元(約1000億円)を100元以上うわ回る額だ。中国人の消費熱は留まるところを知らない。

 人民ネットによると、11月11日は中国では「独身の日」と呼ばれ、近年盛り上がりを見せている。この日は、バレンタインやクリスマスなどと違って、「自分に贈り物をしよう」という日になっている。このため毎年、オンライン上では熾烈な価格競争が繰り広げられているのだ。

 高品質・高付加価値な商品を求める消費者を狙って設立されたサイト「天猫」もこの日に合わせて様々なキャンペーンを用意していた。11日、キャンペーンが幕開けされると約1000万人のユーザーがサイトに押し寄せ、わずか10分で売上げは2億元(約24億円)を突破した。天猫と淘宝の売上げは、この日、昨年に比べて260%の増加となった。

 「中国国民の消費熱と消費力は想像を遥かに超えている」と天猫・総裁の張勇(Zhang yong)氏は驚きを隠さない。ちなみに「天猫」や「淘宝」だけでなく、他のネットショッピングサイトも、軒並み売上げをのばした。中国の「独身の日」は狂ったように自分にプレゼントを「買いまくる日」となり、それは間違いなく世界最大の「ネットショッピングデー」となったようだ。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる