中部電力は19日、浜岡原発1号機(静岡県浜岡町)で、94年12月に燃料棒の1本から放射性物質の漏えいが確認されたが、燃料プール内で保管してきたと発表した。同社は今後、その時点から変化がないことを確認していくという。
同社によると、この燃料棒は94年12月に確認し、燃料プール内で保管してきたという。これまで公表しなかった理由としては、当時の調査では、有意な損傷、変形などの異常が認められなかったことから、微小な穴からの漏えいによるものと推定していたという。
さらに、95年4月にこの調査したところ、燃料棒1本に円周方向のひびが入っていることが確認されたという。
今後は、95年時点からの変化がないことを確認していくという。