アップル株が久々に脚光を浴びた。19日の取引で7%高となり、1株=565.73ドルまで上げた。著名ヘッジファンドの間では、息の長い上昇トレンドと高い流動性から、今も1番人気を保っているようだ。
アップル株は、上場来高値をつけた9月19日の702.10ドルから、20%以上も株価を下げている。ただ、今後は最も大きな商機であるクリスマス商戦を控えており、調整局面から上げていく可能性もあり得る。
7~9月期の保有銘柄の届け出が終わり、アップル株の保有状況が判明したが、タイガー・グローバル、グリーンライトキャピタル、ルネサンス・テクノロジーズ、アパルーサ・マネジメント、サードポイント、ローン・パインなどがまだ大量保有している。
バークレイズはターゲットプライスを800ドルに、また一部には1000ドル以上の予想もあるため、まだ「アップルで食える」との判断だろう。
その一方で、ポール・チューダー・ジョーンズ氏が率いるチューダー・インベストメントが、前四半期の10万株から、わずか9200株に減らしている。マクロ投資のカリスマは利益確定しているが、株価はどちらへ動くのか。