無一文の男が、元ゴールドマンサックスのパートナーだと偽って、金持ちの女社長から金をだまし取っていた男の裁判が英国で行われた。
英インディペンデントによると、男はアリステア・スチュアート被告(52)で、スイスのファンド運用会社の社長であると自称していたという。そして、オックスフォード大を卒業し、ゴールドマン・サックスのパートナー、サザビーズの元役員などと名乗ったそうだ。
被害者の女性は不動産エージェント。被告はカイコス島の土地の購入を意図して近付き仲も接近していったという。
デザイナーの仕事をするために50万ポンドなどを用立てさせ、それでベンツを購入したという。さらには、他に余罪があるとされ、英高級デパートのハロッズに買い物に行く際に、ヘリコプターを使ったり、様々なぜいたくをしたのだという。
この女社長は現在、修道院に入り、精神科医にもかかっているという。だまされて後の祭りだが、詐欺師の営業は本当にうまい。