東電が電力ピークの97%突破で融通受ける

 東京電力は26日、電力使用見通しが今朝の見通しと比べて、気温の大幅な低下による暖房需要の増加などから、ピーク時間帯(17時~18時)で4330万キロWになる見込みで、この日のピーク供給力の97%超になるため、電力4社から応援融通を受けたと発表した。

 同社によると、供給力は約4435万キロW、使用率97%(予備率2.4%)と厳しい需給状況になると想定しており、そのため、26日15時30分から24時まで、電力4社から最大100万キロWの応援融通(全国融通)を受電することにしたという。

 応援融通とは、当日の実運用における電源事故や需要急増による需給ギャップ発生への対応として、全国的な需給安定確保のため、一般電気事業者間で緊急避難的に融通し合うことを指す。

 福島県の広野火力発電所5号機が25日の夜から、ボイラー内のチューブからの蒸気漏洩の疑いがあるため、発電を停止し、補修作業を行っていることも影響している。

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