サウジアラビアのアブドラ国王が死亡したとのうわさが出ていることについて、サルマン王子が27日、地元メディアに対して、「国王は健康な状態にある」とうわさを否定するコメントを発表している。
アブドラ国王は90歳近い高齢とされ、健康状態に不安があり、以前にも死亡説が出ては、身内が否定するということがあった。
18日にサウジ国内で、背中上部のじん帯を強化する手術を受けたのだという。週明けには退院する予定とされていたものの、月曜日になっても、退院していないことが発覚。翌日の国内株式市場でも混乱をきたしたという。世界最大の産油国でもあり、湾岸諸国への影響力が甚大なために、その動向には多くの注目が集まっている。
王政の維持も難しくなっており、昨年、国民が運動に決起するきっかけともなった、フェイスブックを買収したいとの意向もあったとされる。
不安定な中での健康騒動は、世界の関心ごとでもある。
アブドラ国王