福島第一原発3号機建屋内、昨年より線量3倍に

 東京電力は、福島第一原発3号機の原子炉建屋内1階の床表面の放射線量を調査し、毎時4780ミリシーベルトだったと発表した。昨年同時期に同じ箇所の線量1300ミリシーベルトよりも高くなった。

 これは、同社が27日に、Quinse2、パックボットのロボット2体を入れた。投入は約1時間半で、3号機建屋内の北東エリアを中心に撮影などを行った。

 線量が高くなったことについて、東電は「前回よりも高くなっているように見えるが、局所的に高い状況で、センサーの位置や角度によって違うために、前回に比べて大きい、小さいということは言いにくい」と説明した。

 ロボットの位置やロボット自体が遮蔽効果を持っているなど、様々な誤差が出るという。測定条件によるバラつきが大きいという。


ロボットが撮影した3号建屋内のダクト

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