30代で年収3000万円を実現する方法(3)

第三回:一番効率的な方法は前職の延長線上で独立すること

 30代で年収3000万円を実現した人のほとんどは、前職の延長線上で独立することで、高い年収を実現しています(もちろん、二代目や後継者、同族企業の親族である場合など、独力で一代でない場合は除いてです)。一度も就職せずに30代で年収3000万円を実現した人は、ひじょうに稀です。大半の実現者は、どこかの会社に就職して、そこを練習台、トレーニングの場、踏み台にして、独立することで実現させています。では、問題となるのは「どこの会社に勤めれば、年収3000万円を実現しやすくなるか?」です。

どこの会社に勤めれば良いのか?

 「何でも好きなものをやればいいんですよ」

 ベンチャー企業の経営幹部を経て、自身の会社を設立し、成功を収めている経営者が話してくれました。


 「その人が好きなことをすればいいんですよ。ラーメン屋さんでも、年収3000万円稼ぐ人はいるんですよ。突き詰めれば、何でも、たいてい年収3000万円はいくんですよ。『年収3000万円稼ぐには、弁護士にならなきゃ、医者にならなきゃ』とか思うのは間違っていて。ラーメン屋さんでも、行政書士でも、年収3000万円をとっている人はいるんですよ。どの業界でも、ナンバーワンの人は年収3000万円はいくんですよ。だから、その人が何をしたいのかが大事です」

 つまり、本質的には、どこのどのような会社でもいいといえば、いいというのが結論になります。

 その前提の元、お話させていただくと、30代年収3000万円を実現した人たちの前職データから、一定の傾向が見えています。

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