ギリシャ前首相が母のスイス隠し口座疑惑を否定

 ギリシャ人1991人分の口座がジュネーブの銀行口座から見つかり、そのリストにパパンドレウ前首相の母親が挙がっていた件で、パパンドレウ氏は「わたしを政治的なターゲットにしているだけだ」と否定した。

 これは、「ラガルド・リスト」と呼ばれるIMFのラガルド専務理事が持っているとされるギリシャ人富裕層の海外口座リストが、過去にギリシャメディアによって暴露されたことがあった。口座は1991人分で、合計金額が7億1400万ドル(約586億円)に上ったという。

 そして、その中に、パパンドレウ前首相の母親マーガレットさんの名前があったという。脱税をした資金ではないのか、との疑いの目を向けられてもいるが、その点についても否定をしている。

 母は米国生まれで、ミネソタ大学の教授と結婚し、パパンドレウ前首相をもうけた。

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