アイドル冬の時代、衆院議員への転身は成功するか

年収は10倍以上に?

 なかなかやるものだと思いきや、ネイルサロン業界の一般論となるが、「チェーン店は別として、儲けている店舗型ネイルサロンはほんの数パーセントです。実際に儲けているところは、利益が出やすいネイリスト向けスクール、手タレプロダクションなどを併設しています」(業界関係者)という。

 いわゆる「お友達向けではないか」ともいう。

 芸能界の仕事にしても、 女性タレントは、AKB48、ももいろクローバーZなどが人気で、あまり入り込む余地もなく年齢的にもアイドルの適齢期は過ぎた感がある。

 「結果はどうなるのかわかりませんが、これがきっかけになって、文化人として新しいジャンルの仕事が増える可能性もあります。将来的に芸能活動を再開する時にも、元衆院議員という肩書は仕事の幅を広げるでしょう」と前出の芸能関係者。

 また、議員歳費は年間で約2200万円。その他もろもろの経費を加えれば、その倍以上になる。「グラビアアイドルの中には月10万、20万円くらいの収入の子もザラにいますし、電車移動も珍しいことではありません」(同)というから、年収だけで見ても10倍以上になる計算だ。

 キャリアアップどころか、まさしく、日々の選挙運動に全身全霊をかけて挑んでいることだろう。

 東京21区には他に、次の候補たちも立候補している。
民主 長島昭久氏
自民 小田原潔氏
未来 藤田祐司氏
共産 吉岡正史氏
無所属 谷川博之氏

1 2
よかったらシェアしてね!
目次
閉じる