NHN JAPANじは5日、キュレーション・プラットフォーム「NAVERまとめ」で来年1月1日から「まとめインセンティブプログラム」を、量的な評価から質的な評価を重視する方針への全面刷新を発表した。
NAVERまとめは2009年7月からスタートし、まとめ記事のアクセス数に応じて作成者に広告収益を還元するインセンティブプログラムを導入していた。今年10月の月刊PVは8億1700万だった。
その一方で、問題となったのが、機械的に大量のまとめ記事を作成したり、誘導リンクを並べたりするなど、インセンティブ獲得のために手段を選ばない一部のユーザーも現れたことから、今回の全面刷新となった。
流入元、滞在時間などを評価ロジックに反映し、同じ1アクセスでもこれまで以上にインセンティブポイントを増大して付与するという。逆に、NAVERまとめ内からの流入や、短すぎる滞在時間のアクセスは、従来よりもインセンティブポイントを低減していくという。
◆ポイントの付与に影響する点
・他のまとめ記事(自作・他作問わず)からのアクセスは従来評価に比して大きく低減
・まとめトピックページからのアクセスは従来評価に比して大きく低減
・外部SNSサービスからのアクセスは従来評価に比して大きく増大
・閲覧者のページ滞在時間を評価軸に追加
・まとめ記事の構成要素である各アイテムページのアクセスは従来評価に比して大きく低減
◆インセンティブ対象外となるまとめ記事
・アイテム数が少なく、「まとめ」とはいえないもの
・アイテム数が膨大で選別や取捨選択がされていないもの
・既存のまとめ記事をまとめたリンク集(自作まとめの目次的使用も含む)
・一つのサイト・サービスからの転載だけで構成されているもの
・検索結果と代わり映えがないもの
・まとめ記事のタイトルと中身が不一致なもの(同じまとめ作成者が作成したまとめ記事へのリンクも含む)