東京電力は6日、世界保健機構(WHO)に提供した福島第一原発事故の復旧作業員の昨年3月から今年2月5日までに集計した、年代別線量(外部、内部被ばく線量の合計)を公表した。
最年少は18歳、最年長は84歳。合計2万103人で、うち東電社員は3339人、協力会社は1万6764人となっている。数値は次のようになる。
・10代 64人(うち東電3人) 平均8.26ミリシーベルト(以下MS)、最大56.89MS
・20代 2057人(同511人) 平均15.86MS、最大477.01MS
・30代 4179人(同925人) 平均13.03MS、最大678.80MS
・40代 5893人(同1173人) 平均11.64MS、最大645.54MS
・50代 5409人(同693人) 平均11.70MS、最大352.08MS
・60代 1858人(同27人) 平均8.20MS、最大169.60MS
・70以上26人(同1人) 平均7.06MS、最大59.67MS
線量が高くなっている作業員がいる理由について、東電は「初期に東電の関係で高い線量になったのは、中央操作室で残って作業をしていた人だ」と説明した。
福島第一原発の作業員(東電撮影)