世帯収入が低いほど野菜摂取量が少ない(厚労省)

 厚生労働省が発表した「国民健康・栄養調査」の結果で、世帯収入が低い世帯ほど野菜摂取量が少ないということがわかった。

 これは、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基礎資料として、毎年実施しており、無作為抽出した300単位区内の5422世帯を対象とした。有効回答3412世帯を集計。

 普段生鮮食品を入手している人のうち、この1年間に生鮮食品の入手を控えたり、入手できなかった理由として、「価格が高い」と回答した人の割合が30.4%と最も高く、20~40歳代では4割以上になった。

 世帯の年間収入別食品摂取量は、世帯収入600万円以上の世帯員に比べて、200万円未満の世帯員は、野菜類の摂取量は男性のみ、果物類と肉類の摂取量は男女とも少なくなっている。

 ◆年収別の摂取量(単位はグラム/1日)
・200万円未満        男258.7、女266.5
・200万円以上~600万円未満  男266.0、女271.2
・600万円以上        男283.4、283.4
 ※有効回答3021世帯(200未満716、200~600未満1652人、600以上653人)。

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