日本原子力発電は11日、敦賀原発(福井県敦賀市)2号機の地下に走る破砕帯が活断層の可能性が高いと原子力規制委員会の判断に対して、公開質問状を提出した。
日本原電は「科学的根拠を含めた十分な説明がなされたとは言えず、まことに理解に苦しむとしており、その根拠として、「耐震設計上、考慮すべき断層ではない」「破砕帯は浦底断層と同時に活動するものではない」などとの意見をぶつけている。
前日の規制委の有識者会合では、D-1破砕帯が活断層として活動し、浦底断層と同時に活動した可能性があると結論づけられた。
わずか1日で判断したものの、有識者の間で活断層だと一致した結果が出た。