米著名投資家ウォーレン・バフェット氏との昼食会を落札した人物が、カナダの投資会社の女性社長であることが、9日わかった。
カナダの地元紙などによると、この女性はコートニー・ウォルフ氏。バンクーバーを拠点とする投資会社サリダ・キャピタルのCEOを務める。かつてパソコンメーカーのデルで活躍し、同社のグローバル化で中心的な役割を果たしたという。
ウォルフ氏は「世界で最も偉大な投資家の一人であるバフェット氏と、昼食をご一緒するという、またとないチャンスだったので」とオークションに参加した理由を語った。結果、168万ドル(約1億6000万円)という高額での落札となったが、昨年2億円で落札した男性も投資ファンド関係者で、プロたちの間でもバフェット信仰はいまだにあることがうかがえる。
同社は旗艦ファンド「Salida Multi Strategy Fund」を運用しており、2004年から運用をスタートし、昨年こそ初めてマイナス66.50%となったものの、トータルリターンは156.06%となっている。だが、今年は一転してプラスとなり、6月までのリターンは83.38%となっている。