雅楽音楽家の岩佐堅志さんが、JASRAC(日本音楽著作権協会)から著作権使用料を申告するよう請求された、と明らかにした。起源は1000年以上も前にさかのぼる伝統音楽に、著作権使用料を求めるのは異例。
自身の公式ツイッター上で明らかにしたもので、9月に行われた兵庫県西宮市での公演について、JASRACから使用料の申告を求めてきたのだという。
岩佐さんは「日本音楽著作権協会から電話が掛かってきた。JASRACね。9月の西宮公演の著作権使用料を申告しろ、という内容でした。千年前の音楽には著作権はありませんよ、と教えてあげました。めちゃめちゃ上から目線の担当者は雅楽をがらくと読んでました。勉強しろよ」とツイートしている。
雅楽はそもそもは、アジア大陸からもたらされた音楽や舞に、日本に伝わる音楽や舞が融合しもの。成立は10世紀ごろと言われる。今日まで雅楽師たちによって継承されてきている。
岩佐さんは、12歳から雅楽を始め、15歳からプロとして活動。