第六回 労働生産性1500万円を目指す!
第五回では絶対に避けられない問題への対処法についてお話ししましたが、第六回は容易には潰れない強固な経営基盤の作り方についてお話し致します。
中小企業は800万円だが
私は経営をしていく上で、ある1つの指標、労働生産性を大変重視しております。
労働生産性とは、簡単に言うと売上げから商品の仕入れなどの原価を引いた粗利益(正確には付加価値)を社員(パートは1/2計算)の人数で割ると出てくる数値です。
この粗利益から人件費(給料)や家賃、広告宣伝費、交際費などを支払っていくので、当然のことながら、この労働生産性は高ければ高いほどよく、多くのビジネス書には1500万円を目指せと書かれています。
この1500万円を達成するのは正直かなり大変です。
上場企業は大体1500~2000万円(業界差有)ですが、中小企業だと平均800万円と目標の半分だからです。
ちなみにこの労働生産性は社員の給与にも直接影響を与える数値でもあります。