中国山東省・済南市の政府庁舎が、大きすぎるとして話題になっている。建物の名前は龍奥ビルで、建築面積は36万平米、費用は40億元(約520億円)だ。廊下の長さは一周約1キロ、40機のエレベーターがあり、ネットや電話に接続できるプラグ差し込み口は4万5000個あるという。アジア一、世界でも米のペンタゴンに次ぐ大きさのオフィスビルで、中国の政府庁舎の中ではもちろん最大だ。
この建物は当初、中国最大のスポーツの祭典・全国運動会の指令本部などとして使われていたが、その後、済南市政府の庁舎となった。
資料によると、庁舎は地上15階地下1階で、東西に288メートル、南北に144メートルと長方形の形をしており、レストランや会議室、医療センターなどの施設も整っているのだと言う。
だが、どうして全国運動会の指令本部の建物が、庁舎となったのか。その経緯は明らかにされていない。