児童救った女教諭(米銃乱射事件)

 米コネティカット州ニュータウンのサンディフック小学校で児童ら26人が殺害された銃乱射事件で、1年生の担任だった教諭のヴィクトリア・ソトさん(27)は、自身が犠牲となって命を失ったが、機転を利かせて自分のクラスの児童16人の命を守った、としてその行動を各方面からたたえられている。

 日本時間17日に容疑者がライフルを持って小学校に現れ乱射し、死者児童20人、教職員ら大人6人を出した。死者はいずれも2発射以上撃たれるという凄惨な事件に、オバマ大統領も弔問のため遺族に会うことを決めた。

 ソトさんだが当日、教室に容疑者が入ってくる直前に廊下で足音が聞こえたために、児童をクローゼットにかくまったのだという。そして容疑者が入ってきた際には、体育の授業のため誰もいないことを伝えたという。

 ソトさんは殺害されたものの、そのクラスの児童はそのとっさの好判断によって命を救われたことになる。

 ソトさんは幼いころから学校教諭になることが夢で、コネチカット州立大学で初等教育を専攻したという。この小学校に勤務して5年、学校の近くにも住み、教育熱心だったという。また、自己研さんのために、特殊教育を学ぶために大学院にも通っていたという。

 いとこは「彼女は本当に子供が好きだった。本能的に盾になったのだろう」と語っているという。


ヴィクトリア・ソトさん

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