ツイッターは、インスタグラムに対して、5億2500万ドルで買収提案を行ったことがわかった。インスタはすでにフェイスブックとの間で買収に合意に達しており、強奪という事態に発展していた可能性もあり、インスタ創業者が州政府の聴聞会で証言した。
米NYタイムズによると、インスタはフェイスブックとの間に8月にすでに買収合意をした。しかし、その後ツイッターからも提案を受けていたというのだ。それも支払い取引が完了する3週間前という微妙な時期だけに、契約違反などのトラブルになりそうだった。
フェイスブックの買収提案は10億ドル。ツイッターの買収提案は約半分程度だが、創業者のケヴィン・シストロム氏が、買収を後悔して急に独立性を担保したくなったのではないか、とも思われる。あるいは、さらに良い条件を引き出したかった、という思いがあったのかもしれない。
ただ、カリフォルニア州政府の企業法務部門から聴聞会では、ツイッターからは具体的な提案の書面などは受け止っていないと証言したそうだ。
買収提案締結後の創業メンバー。中央がシストロム氏