秋葉原のカリスマが3度目の上場へ

再び表舞台へ

 ソフマップはかつて丸紅に支援を要請し、現在はビックカメラの完全子会社に、ドリームテクノロジーズは平成電電のスポンサーに名乗り出たこともあった。ちなみにその後は「イージーウェイ 喜楽茶」という台湾系のカフェを秋葉原にオープンさせたこともあった。

 ただ、いずれも寂しい結末であると言わざるを得ないだろうか。

 中古パソコン量販店から情報技術会社、さらに今度のシュッピンはインターネット販売となり、業態だけを見ても時代の変遷を感じさせる。それは、鈴木氏が新たな波に乗る時代感覚が、鋭いということを表しているとも言える。

 シュッピンは2005年に創業し、直近平成23年3月期の業績は、売上高が88億7500万円、経常利益6800万円、純利益3700万円。会員数も8万人を超えており、まずは順調な立ち上がりのように見える。

 自身も時代の波の変遷を数多く経験してきたが、日本屈指のシリアルアントレプレナーに3度目の正直はあるか。

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