日本肝胆膵外科学会(宮崎勝理事長)は先日、週刊朝日から「手術数でわかるいい病院2013全国」に掲載する企画に対して、広告料として100万円以上の金銭を要求していることが判明した、と発表した。同学会は朝日新聞出版社に抗議文を送り、説明を求めるという。
同学会によると、週刊朝日が来年2月発売予定の「手術数でわかるいい病院 2013 全国」に掲載する広告企画の案内を、【取材協力:日本肝胆膵外科学会 理事長 宮崎勝】と表し、多くの病院施設に広告掲載を持ちかけ、広告料として100万円以上の金銭を要求しているという。
これに対して、同学会は「本学会および宮崎個人は、週刊朝日の同企画に対し、一切の関わりを持っておりません。 その旨ご承知いただき、ご注意くださいますようお願い申し上げます」とした。
また、出版元の朝日新聞出版に「本学会として、このような広告掲載企画を無断で各施設に案内している 週刊朝日に対し、抗議文の送付ともに説明を求める予定です」という意思を示した。
同企画は「名医」シリーズとして知られ、一部では早くから案内が病院に送られてきて「名医は金で買うものなのか」などという声も多く出ていた。