株価下落の腹いせに「お前がいなくなれば米国は良くなる」

 米著名ヘッジファンドのパーシングスクエアの創業者、ビル・アックマン氏がハーバライフ株式に空売りを仕掛けたとの発言を受けて、ハーバライフのマイケル・ジョンソン最高経営責任者(CEO)は19日、「アックマンがいなくなれば米国は良くなる」と語った。

 アックマン氏が空売り宣言をして、同社株式は前日終値42.50ドルから35.95ドルまで下げる場面があった。アックマン氏は同社のビジネスモデルを「ピラミッドスキームだ」と述べた。

 これに対して、ジョンソンCEOが19日、米CNBCに電話出演し、「当社はサプリメント、ケア製品などを販売するまっとうな会社だ。何百万人という顧客も持っている」と反論した。

 さらに「それ(空売り宣言)がアックマンのビジネスモデルだし、アックマンがいなくなれば米国は良くなる」と痛烈な批判を浴びせた。

 ハーバライフは以前にも、グリーンライトキャピタルのデビッド・アインホーン氏が、ディストリビューターとそれ以外の売り上げの割合や、報奨金の具体的な金額条件などの説明を求めたことがあり、これだけで約20%も株価が下落したこともあった。

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