21日の東京株式市場は反発し、日経平均株価は前日比106.25円高の1万145.58円で取引が始まった。東証株価指数(TOPIX)は、同8.25ポイント高の846.86で始まった。
前日の米国株式市場は上昇し、ダウ工業株30種平均は59ドル高、ナスダックは6ポイント高だった。「財政の崖」回避への交渉は、共和党のベイナー下院議長が所得100万ドル以上の増税のみを容認する案を採決することを明らかにしたこともあり、小幅高となった。
東京市場では、日銀の金融政策決定会合で、資産買い入れ基金を10兆円増額するプランを決定したことを受けて、強い動きとなっている。3連休を控えてポジション整理なども考えられるが、上げ幅は120円近くに広がっている。
前日、マザーズ市場に新規上場したユーグレナは、3900円で初値がついた。ミドリムシの研究開発を手掛ける東大発ベンチャーという異色の企業経歴が人気化し、公開価格1700円を2倍以上も上回った。