アップル創業者の故スティーブ・ジョブズ氏の大型ヨットが、デザイナーへの仕事料の支払いを滞納しているために、裁判所から差し押さえ処分になったことが25日までにわかった。
英フィナンシャルタイムズによると、船のデザイナーであるフィリップ・シュタルク氏に支払い義務900万ユーロ(約10億円)が生じていたが、全額支払われておらず滞納しているのだという。そのため、シュタルク氏は司法の場に救済を求めていた。
この船は本人亡きあとの今年10月にオランダで完成し、進水も済ませた。
ジョブズ氏はピクサーが上場した95年にNYタイムズで、「わたしの将来にはヨットはない」と自身の生き方をたとえて述べたことがある。
文字通りヨットとは縁がなかった人生ということになる。