「包丁一本、さらしに巻いて」。「月の法善寺横丁」(藤島桓夫)の歌詞の一説だが、料理人なら包丁一本でどこへでもわたっていくということだが、もちろんそれは思い込みで、プロの世界とは、そんな単純なものではない。
@takiinoueさんがツイートする。
「速さがあればシートが獲得できる!ヘルメット一つ持ってチームを渡り歩く!このようなSF小説みたいな話を誰も信じなくなっただけでも、日本のレースファンは、少し世界のレースファンに近づいた気がする(汗)!」
ツイート主は、元F1ドライバーの井上隆智穂さん。
小林可夢偉選手が持参金をファンや企業などから集めたが足りなかったようで、浪人生活に入ることで、多くの日本ファンにヘルメット一つというのは、荒唐無稽であるということが共通認識となったことだろう。
チームが「身一つで来い」ということはない。実際は「実力があれば、金くらい集められるだろ」というのが現実なのだ。それは小林選手とて、同じことなのだ。
小林選手は2014年シーズンに向けて、持参金集めの活動が続く。