「常勝企業買収弁護士」マルマン株主総会で敗れる

総会当日に逆転負けか?

 筆頭株主は33.3%の「コスモ&カンパニー」。商工ローンのSFCGなどから、マルマン株を引き継いだのが同社である。

 コスモ社は、現執行部の会社運営がチグハグであるとの主張を展開。それは、新・西山荘カントリー倶楽部の支配人をゴルフ場運営の経験のない早間央副社長にしたことや、広告の委託先を従来のゴルフ事業に精通した事業者から、一部の業務執行取締役との関係が推測される事業者に変更したこと、全売り上げの3分の1を占める韓国市場をもっと大切にする必要があることなどを挙げた。

 マルマン執行部は、こうした主張を否定していたものの、総会の当日には、コスモ側の修正動議が承認可決されてしまったのだ。コスモ側の逆転の裏側には何があったのか現時点ではわからないものの、とにかく、戸田氏と同僚の田中氏らは弾き出されたことになる。

 今後も企業を買い続けていくと見られる戸田氏。まずは、逆転負けを喰らったマルマンでのリベンジの機会をうかがっていることだろう。

 次はどんな手で出てくるのか。

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