原発再稼働へ前向きな考え、茂木経産相

 茂木敏充経産相が政府責任で原発再稼働を最終判断する考えを述べたが、菅義偉官房長官は27日の会見で、「安全第一を最優先し、判断は政府がすべき」とし、所管大臣の考えを尊重する考えを示した。

 茂木大臣が未明の会見では、原子力規制委員会が安全と結論づけた原子炉については、政府の責任で再稼働を決めるとの考え方を述べた。また、前政権が掲げていた、2030年代に原発ゼロという政策についても、「見直しが必要だ」とも語っていた。

 菅長官は「所管の大臣が言ったので」と経産相の意向を尊重した上で「責任ある政府として、国会承認をしっかりして、少なくとも安全第一を最優先し最終判断は政府がすべき」とした。

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