東京商工リサーチは、日本の女社長の集計結果を発表した。最も多い女社長像は「東京生まれ、日大卒でサービス業の会社を経営する和子さん」だった。女性社長率は全国平均で10.7%と前年よりも0.3ポイント増になった。
同社によると、女性社長数と企業数を対比した「女性社長率」は、全国平均が10.7%(前年10.4%)で前年より0.3ポイント上昇し、都道府県別で全国平均を上回ったのは11都府県だった。
女性社長比率は、東京13.3%(前年12.9%)。以下、神奈川12.1%、大阪11.76%、福岡11.75%と続く。上位20位は、西日本の15府県(九州6県、近畿4府県、四国3県、中国2県)がランクインし、「西高東低」となった。
出身大学別では、トップが日本大学の246人(前年210人)で3年連続トップ。2位が慶応義塾大の217人(同199人)。3位が青山学院大学187人(同186人)でトップ3の顔ぶれは前年と同じ。ほか、東京女子医科大、明治大が順位をあげている。
業種では、最多が宿泊、飲食、介護、教育などサービス業で38.3%。次いで、小売業15.7%、不動産14.0%となる。
名前は、1位が「和子」の3831人で3年連続トップ。2位「幸子」3165人、3位「洋子」3084人でトップ3は前年と同じ。以下、「裕子」2246人、「京子」2107人、「恵子」2033人、「久美子」1938人と続く。
ただし、19位に「明美」(1219人)が浮上しており、世代交代を感じさせる。
女性社長数と女性社長率