NHK公式HPより
まず、第一段階として、担当記者が時報で時計を正確に合わせる。そして、紅白を見ながら、どのアーティストが○時○分○秒~○時○分○秒を記録していく。このために時計調整が必要になるのだ。
もちろん、ゲストの登場、応援合戦なども記録していく。それと同時に裏番組なども時々ザッピングして気にしながら、他局の大まかな流れも把握する。
それを番組終了まで続けていく。これで当日の作業は終わりとなる。
第二段階は、年が明けてから視聴率のデータが出てからになる。
12月31日放送分の毎分の視聴率は正月三が日が開けてからデータが出る。それをスポーツ紙の担当記者が、集まって答え合わせを行う。
Aさんが11時0分0秒~11時5分47秒まで出演していたとすれば、11時0、1、2、3、4、5分の6つの毎分視聴率を取ることができるのだが、その中で最も高い値を採用する。その作業を続けながら答え合わせをする。
当然ながら、関西、関東は違う数字になるために、東京と大阪の紙面は違ったものになることもある。
過去には、関西では、某紙だけ答え合わせにおらず、間違った違う結果となり、一社だけ独自性のある? 紙面になったこともあるそうだ。
ただ、例年トリの視聴率が良くなる傾向にあるが、前半戦の視聴率が低めに出るために、中盤で番組を温める、つまり、視聴率を上げるキーマンがいる。業界的には、このアーティストの評価が高くなるという。
誰の時が視聴率が高いのかという興味から集計が始まったのだが、現在ではスポーツ紙、TVのワイドショーくらいでしか話題にならず、国民的な関心からは外れている感もあるが、今年は誰になるだろうか。