Adobe「不特定多数に無償でソフト提供しない」

 アドビシステムズは8日、「Adobe® Creative Suite® 2」と、「Adobe® Acrobat® 7」で無料ダウンロードが可能だといわれている件について、「正規ライセンスを所有されていないお客様のご利用はライセンス違反となり得る」との見解を発表し、アクティベーションサーバーを停止した。

 これらの製品は、7年以上前にリリースされたもので、現在は主要なシステムでは作動しないという。しかし、昨年の12月13日から、旧来のオペシステムでは継続して、CS2、Acrobat 7の正規ライセンス所有者を対象に、アクティベーションサーバーを介在しないソフトウェアをアドビから直接提供している。

 ただこれは、「不特定多数の皆様に対して無償でソフトウェアを提供することが目的ではございません。本措置は既存の正規ライセンスを所有されているお客様の利便性を損なわないための顧客支援の一環の措置」だと説明している。

 正規ライセンスを所有しないユーザーの利用は「ライセンス違反となり得る」としている。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる