今週の週刊経済誌ランキング1位は、「メイカーズ革命」を特集した「週刊東洋経済」だった。
◆1位 週刊東洋経済 誰でも製造業になれる時代
「メイカーズ」とは何か? と、初めて目にした人も多いだろう。知らなかった人は読んでおくべき特集。素晴らしいアイディアさえあれば、誰でも製造業として起業できてしまう、 という特集で、デジタル化によって個人がメディアを立ち上げ、音楽を配信し、映像も世界中の人々に見てもられる環境になったが、ついには、ものづくりまで行き着いたということだろうか。
◆2位 日経ビジネス 「会社員」がなくなる時代
「シリーズ動き出す未来」。前回が「100シリーズ」でわかりやすかっただけに、シリーズタイトルだけではいま一つ何をやってくれるのか不明。「編集長の視点」で確認したところ、「この先、起きようとしている劇的な変化をお伝えしていきます」とのこと。意欲的な企画を期待したい。1回目は「幸せな資本主義」だ。
◆3位 週刊ダイヤモンド 最先端医療で薄毛は治るか
「超先端医療」を取り上げているが、山中伸弥・京都大学教授がiPS細胞(人工多能性幹細胞)でノーベル賞を受賞し、にわかに最先端医療への注目が高まっている昨今、特集では「5年以内に実現する可能性を持つ『超先端医療』を結集した」という。その中には薄毛もあるそうだ。
◆4位 週刊エコノミスト インフレは歴史から学べるのか
全体を眺めた印象は、総じて「アベノミクスに否定的な立場」を取っている。参議院選挙を見越した劇薬的な政策だけに、負の側面が見え始めたときにどうなるか、9人の専門家が見解をまとめている。円安株高現象の次に起こる「負の側面」の予測が指摘されている。