インサイダー取引の関与者20人の実名列挙(SAC)

 インサイダー取引の嫌疑がかけられている米大手ヘッジファンド運用会社SACキャピタルで、元アナリストが米連邦捜査官に対して、20人が関わったとして、その実名を挙げたことが、8日わかった。

 NYタイムズによると、証言しているのは元SACのアナリストだったウェズリー・ワン氏
で、インサイダー取引に関わった同社関係者は20人で、その実名を連邦捜査官に証言したという。ワン氏の代理人はコメントを避けたという。

 SACはスティーブ・コーエン氏が設立し、運用資産総額140億ドル(約1兆1000億円)を誇り、従業員は800人以上。しかし、今年に入り、元ポートフォリオマネジャー、マシュー・マートマ被告がインサイダー取引の疑いで、米連邦地裁で係争中だ。

 法人としても、米証券取引委員会(SEC)から民事提訴の可能性を示唆されている。

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