第七回 税金の仕組みをきちんと知る!
第六回では労働生産性を1500万円にすることで、容易には潰れない強固な経営基盤を作る話をしました。ただ労働生産性が1500万円になってきますと、かなりの利益が出てくるため、税金の仕組みをきちんと知っておく必要があります。
利益の97%を持っていかれた
ただ税金の仕組みを知らずに経営し、税金で利益のほとんどが吹き飛んでしまうと、事業拡大することが出来なくなってしまいます。特にスタートアップ時の会社でそれが起きますと深刻な問題でしょう。
お恥ずかしながら、私が経営しているネットの会社が過去その経験をしています。
私が経営しているネットの会社は創業からずっと黒字経営で、利益もかなり出ていましたが、なんと創業して2年目で「特殊支配同族会社の役員給与の損金不算入」という法律により、利益の97%を税金に持っていかれたのです(たまたま私の会社が97%税金に持っていかれただけで、97%税金に持っていくという法律ではありません)。