「恐ろしい法律」
この法律は平成18年4月1日以降に適用されたのですが、会社の利益と役員報酬を足した金額がある一定額以上の場合、法人税以外にも税金を払わなければならないという恐ろしい法律でした。
この法律は数年前に廃止され、現在では存在していませんが、またいつ復活するか分かりません。
もし今でもこの法律があったら、私の会社はネット事業の次に手がけた美容事業(美容室経営)を展開することは出来なかったと思います。
これ以外にも、法人税を取られた後に残ったお金(正確には留保金)が、もし2000万円以上だとその貯めたお金にも税金がかかるという留保金課税という税金もあります。
この法律は大企業がお金を留保していて使わないため、使わせて景気を良くするために作られた税金ですが、この留保金課税とは二重に税金を取られることから、二重課税であり問題の多い税金と言われております。
ただし、この税金は昔と違い、平成19年度の税制改正で資本金が1億円以下の中小企業は対象外となりました。よって対象となる中小企業はかなり少なくなりましたが、これもいつまた変更されるか分かりません。
私は「経営はバランス」だと思っております。
つまり、事業拡大への投資をせず、利益をたくさん出し、結果的に税金に持っていかれ、会社が成長できないのでは何のために独立をしたのか分かりません。